DETAIL内容説明
『ハタヨガの真髄』から40年。Light onシリーズの集大成のヨガ哲学書
国際的なヨガブームの先駆けとなり、世界中で数百万の信奉者がいると言われるアイアンガーヨガ。その創始者で、世界最高の導師との呼び声の高いB・K・S・アイアンガー師が、70年以上の厳しい修練で培い、発見してきたすべての知見を公開します。ヨガの上達のために必要不可欠な知識だけではなく、ストレスだらけの現代社会を力強く、前向きに生きるための知恵が満載。ヨガを学んでいる人にも、新しい人生を模索している人にも、ぜひ読んでいただきたい、伝説のヨギからの渾身のメッセージです。
目次
日本の読者のみなさんへ
はじめに
序——そこにある自由
T 内なる心の旅
コシャとは何か?/大地と空の間に生きること/プルシャとプラクリティ/ヨガの8枚の花弁/自然と共に生きることを学ぶ
U アサナ——肉体の相と安定性
本当の健康/気づき——すべての毛穴を目とする/ダイナミックな伸張——中心から広げる/くつろぎ——どのポーズにも休息がなくてはならない/軽やかさ——軽やかに考え、軽やかに感じなさい/バランス——均一であることは調和につながる/苦痛——不快のなかに快を見つけなさい/わずかな進歩にも幸せを感じること/アサナの真髄
V プラーナ——エネルギーの相と生命力
呼吸とプラーナーヤーマ/ストレスの原因と対処法/6つの情動/肉欲/プライドと執着心/怒り/憎しみ/強欲/心を安定させるために/プラティヤーハーラ
W マナス——心の相と明晰さ
意識の内なる働き/心——人間の中のコンピュータ/自我——「私」を形づくるもの/知性——洞察力の源/サンスカーラ——悪い習慣から抜け出すには/記憶——自由か、束縛か
X ヴィニヤーナ——知性の相と叡智
個人の知性、宇宙の知性/意識という名のレンズ/心に変化をもたらす5つの原因/知性の先にあるもの/観察から集中へ/何のために修練をするのか?/シャクティ——旅に必要な3つの力/知性の不純物/良心とは何か?/ダーラナ——集中/ディヤーナ——瞑想
Y アナンダ——神聖な相と至福
人間の5つの苦悩/ゴールには到達できる/最後の登攀/自然の3つの特質/内への進化としてのヨガ/サマーディ
Z 自由のうちに生きる
力は何に使うべきか?/シャヴァアサナと時間/プルシャルタ——人生の4つの目的/アシュラマ——人生の4つの段階/普遍的倫理、個人的倫理/ヤマ——真の倫理に生きる/ニヤマ——自己の純化を目指して/純粋と清廉/人生とは学びである
情緒を安定させるアサナ
訳者あとがき
SPECスペック
判型・ページ数
著者情報
著者:B.K.S.Iyengar
1918年、インドのカルナータカ州に生まれる。クリシュナマチャリアのもとでヨガを学び、プーナ市でヨガの指導を始める。ヨガを世界に広めることに努め、著作『Light on Yoga』が世界的ベストセラーとなった。2014年、プーナ市にて逝去。
監訳:柳生直子(やぎゅう・なおこ)
青山学院大卒。1980年日本人として初めてインド、プーナのアイアンガー師の道場で学ぶ。アイアンガーヨガ認定上級指導員、「アイアンガーヨガ勉強会」代表など、日本の第一人者として活躍中。現在もアイアンガーヨガの基本理念とメソッドの理解を深めるために毎年渡印し、研鑽を積んでいる。主な著書に「心も体もリフレッシュ ヨガで元気に!」(NHK出版 2009)、訳書に「アイアンガーヨガ基本と実践」(産調出版 2008)、「アイアンガー 心のヨガ」(監訳 白揚社 2011)がある。
出版社
白揚社
出版年月日
2011年11月25日